一般内科・消化器内科皮膚科・小児科・心療内科
胃カメラ検査

当院の検査の特徴

POINT1  鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査

内視鏡検査が不安であったり、苦⼿な⽅に対してご希望があれば鎮静剤を使⽤することができます。
鎮静剤の使用で眠っているような感覚になりその間に検査が終了します。

【画像】点滴

鎮静剤とは

阿部内科では少量の鎮静剤を使用しての内視鏡検査を行っております。
ほとんどの患者さんは眠っている間、もしくはウトウトしている間に検査を受けることができます。
検査に対する不安の強い方や、前回苦しかった方にはおすすめいたします。
検査終了後は、麻酔が覚めるまでベッドで休んでいただきます。

鎮静剤のメリット・デメリット

メリット
  1. お腹が張る感じや腹痛などの苦痛を軽減できる
  2. 検査時の苦痛を軽減できる
デメリット
  1. 検査後に30分~1時間程度の休息が必要であり、検査後すぐに帰宅できない
  2. 検査同日は、車、バイク、自転車の運転ができない
  3. 検査後、薬の副作用で吐き気や頭痛が起きることがある

当院では、下記のような方には、鎮静剤の使用をおすすめしています。

  1. 初めて検査を受けられる方
  2. 以前検査で辛い思いをされた方
  3. 歯磨きの際にオエっとなる方

POINT2 豊富な経験と知識をもった医師による検査

阿部内科では富な知識と経験を持った日本消化器病内視鏡専門医が検査を担当させていただきます。
そのため、できるだけ楽に、できるだけ早く、かつ確実に検査を終えられるように努めており、検査にかかる時間も大幅に短縮され、検査は5〜10分ほどで終了します。

【画像】内視鏡を持つ医師

POINT3 土曜も検査を実施、働き世代に対応

阿部内科では、平日には仕事や家事・育児などでなかなか時間の取れない方のために、土曜日でも胃カメラ、大腸カメラの内視鏡検査を受けられる体制を整えています。

【画像】ビジネスマン

POINT4 当日胃カメラ検査も可能

当日の朝ごはんを食べていない方には当日の胃カメラを実施することが可能です。
お電話でお気軽にお問い合わせください。

【画像】カレンダーとチェック

POINT5 ピロリ菌の検査もできます

ピロリ菌は胃の中の尿素を分解してアンモニアを産生し、自らの周囲を中和することで、胃に棲みつきます。
アンモニアの毒性によって胃の粘膜は炎症を起こし、慢性胃炎や胃潰瘍などの原因となります。
放置すれば、胃がんの発症リスクが高い萎縮性胃炎を起こしますので、早期のうちに除菌治療を行う必要があります。

【イラスト】ピロリ菌

ピロリ菌除菌について

ピロリ菌感染の有無は、一般的に胃カメラ検査を行い、特徴的な炎症病変を見つけた場合に組織を採取したり、尿素呼気試験などの検査を行って判定します。
陽性となった場合、2種類の抗菌薬と1種類の胃液分泌を抑制する薬をセットで1週間1日2回ずつ服用します。1回目の除菌治療に失敗したら、抗菌薬の1種類を変更して2回目の治療を行います。
これで99%近くの方が除菌に成功します。
これにより、慢性胃炎や胃潰瘍の発症率は大幅に下がり、また胃がんの予防ともなります。ぜひ積極的な除菌治療を受けるようにしてください。

POINT6 経鼻内視鏡検査も可能

経鼻胃カメラ検査はスコープがより細く、舌の付け根を通らないことで「オエッ」(嘔吐反射)となってしまうことが抑えられるため、苦痛が少ないことが特徴です。
医師と会話しながら胃カメラ検査を受けられるため安心感はありますが、鼻血の出やすい方や副鼻腔炎などで鼻腔の狭い方など、一部で適用できない場合があります。
また、水や空気を出したり吸ったりするためのノズルが小さくなることで検査時間が長くなることもあります。

【画像】内視鏡を患者の鼻から差し込む医者

検査をおすすめする方

  • 40歳を過ぎた方で胃カメラ検査を受けたことがない方
  • 胃の不調を感じている方
  • 症状はないが、家族に胃がんの既往歴がある方
  • ピロリ菌を指摘された方、以前にピロリ菌を除菌された方

胃カメラ検査の流れ

検査前

以下の項目に該当する方はお申し出ください。

  • 発熱している、あるいは2週間以内にコロナウイルスに感染された方
  • 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を使用している方
    • 糖尿病
    • 緑内障
    • 前立腺肥大
    • 心疾患

検査前日

検査前日の夕食は、午後8時ごろまでに済ませてください。水分や就寝薬は指定がない場合はお飲みください。

検査当日

朝食は取らないでください。水分は、水や色の透明なものは検査3時間前までお飲みいただけます。
薬を飲まれている方は、血圧の薬など必要なお薬はお飲みください。ただし、糖尿病の薬は、低血糖になる可能性がありますので、当日の内服やインスリン投与はお休みください。

※ご注意※

鎮静剤を使用する場合、飲酒後と同様に検査当日、自動車・オートバイ・自転車などの運転が禁止されます。
鎮静剤使用の検査を受ける場合は、ご自分で運転してご来院するのはご遠慮ください。

経鼻内視鏡使用の場合

検査開始前に鼻の処置を行います。

  1. 鼻血予防のための薬剤(血管収縮剤)を両方の鼻腔に噴霧します。
  2. 通りの良い方の鼻腔を決めて、局所麻酔薬を3回に分けて注入します。
  3. 鼻から麻酔ゼリーを注入します。
  4. 内視鏡スコープを鼻から挿入し検査を開始します。

※鼻通りの良い方に麻酔を行いますが、鼻の中が狭いなど内視鏡が通らない場合は、再度反対側の鼻に麻酔を行います。
左右の鼻とも狭い場合は、口からの胃カメラ検査に変更します。

来院

検査前に胃の中を綺麗に見やすくするために、胃の中の泡消し剤の白い液体を飲んでいただきます。
鎮静剤を使用される方は、点滴をします。

検査

胃内視鏡検査は数分で終了しますが、生検等を行った場合は多少異なります。

検査後

検査の結果をお伝えさせていただきます。
生検した場合は、病理検査を行いますので後日(約2週間後)、結果説明いたします。
検査後はのどの麻酔が切れる1時間後から飲食が可能です。
鎮静剤を使用した場合、1時間程度お休みいただいた後、ご帰宅いただけます。

検査費用

1割負担3割負担
胃カメラ検査のみ約1,500円約4,500円
胃カメラ+生検+病理組織検査約3,000円約9,000円

※別途鎮静剤などのお薬代が追加されることがあります。

よくあるご質問

鎮静剤を使用する際のメリット・デメリットを知りたいです

鎮静剤投与のメリットとして

  • 眠った状態や、リラックスした状態で検査が行えます。
  • 辛さが減るため、カメラでの観察がしやすくなったりします。

鎮静剤投与のデメリットとして

  • 血圧が下がったり、呼吸が抑制される可能性があります。
  • 鎮静剤のアレルギー反応が起こる場合があります。
妊娠中・授乳中でも検査は受けられますか

妊娠中、または妊娠の可能性のある方の内視鏡検査は、母子への刺激となるためできる限り控えましょう。それでも、何らかの自覚症状や病気の疑いがあり、内視鏡検査の受診が必要と感じた場合には、産婦人科と消化器内科の医師が勤務する総合病院にご相談させていただきます。

胃カメラ検査は保険が適用されますか

内視鏡検査は、基本的に3割の自己負担で受けていただくことが可能です。
料金に関しては下記をご参照ください。

症状があり当日でも検査可能ですか

症状によっては検査が難しい場合がございます。当日症状がある場合は気軽にご相談ください。

車いすでも検査可能ですか

車いすの方でも安心して内視鏡検査を受けていただけます。

ポリープを取るときは痛いですか

胃や大腸の粘膜には知覚神経がありませんので、内視鏡でポリープを切除する際の直接的な痛みはありません。しかしながら、ポリープのある場所によっては内視鏡をひねったりしながら、切除しやすいポジションで治療を行うため、腸管が引っぱられて(過伸展)、固有筋層の周辺にある末梢神経が刺激され、それにより痛みに似た感じがあります。
そのような患者さんの不快感を緩和するために、軽い鎮静剤を使い患者さんがよりリラックスした状態で治療を行う場合もあります。

内視鏡検査の日に持参する物はありますか

特に持ち物は必要ありません。大腸カメラ検査を受ける場合は検査着に着替える必要があるので、着替えやすい服装で来院されることを推奨します。

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